クレジットカードの「締め日」って知ってる?締め日を知って支払い日の負担を減らそう!

クレジットカードには、支払い日のほかに「締め日」があるのをご存知ですか?この「締め日」をかしこく利用することで、毎月の資金繰りがラクになります。

「お金がピンチの月に限って、クレジットカードの請求が多くて困ってしまう」
「毎月のクレジットカードの請求額をコントロールできたら、だいぶ助かるのに…」

こういったお悩みをお持ちの方には、ぜひ覚えてもらいたい、クレジットカードの「締め日」。
この記事では、クレジットカードの「締め日」と「支払い日」について、そしてその活用方法について徹底解説していきます!

クレジットカードの「支払い日」と「締め日」。それぞれの意味について解説

まずは、クレジットカードの「支払い日」と「締め日」。それぞれの言葉の意味について解説していきましょう。

「支払い日」=「引き落とし日」

まずは「支払い日」ですが、これは私たちが「引き落とし日」と言っているものと同じものです。毎月1回、請求されたクレジットカードの利用料金が、指定の銀行口座から引き落とされる日…ということです。
クレジットカードの支払い日は、ご利用の各クレジットカードによって異なりますが、おおよそ下記の3種類に分けられます。

毎月26日、または27日
毎月10日
毎月の月初め(3日または4日)

「支払い日」は銀行の引き落としで行われることがほとんどなので、平日に設定されています。したがって、「支払い日」が土日・祝日にかかった場合は前後の平日に変わりますので、今月の支払い日がいつなのか、毎月チェックしておく必要があります。

一般的な会社勤めの正社員の給料日の多くは、毎月の25日です。
クレジットカードの引き落としが毎月26日、また27日が多いのは、そのあたりを考慮して設定されているのでしょうね。

「締め日」は、その月の利用の区切りとなる日

「締め日」も「支払い日」と同様、毎月1回設定されています。
かんたんに言うと「その月の利用を区切る日」となり、締め日以降のクレジットカード利用は翌月の利用分という扱いになるわけです。
各クレジットカードの締め日もご利用の各クレジットカードによって異なりますが、おおよそ下記の4種類に分けられます。

毎月末
毎月5日
毎月10日
毎月15日

「締め日」は、いわゆる「五十日(ごとおび)」に設定されていることが多いようですね。
これには理由があり、古く昔から日本の商人たちは、「五十日(ごとおび)」を区切りとして締め日とし、支払いや納品を行ってきたという歴史があります。
その名残で、クレジットカードの締め日や支払い日、そして私たちの給料日も「五十日(ごとおび)」に設定している企業が多いのです。

「五十日(ごとおび)」の発祥は、京都市左京区の赤山禅院(せきざんぜんいん)

赤山禅院は、京都市左京区修学院にある天台宗の寺院です。
この寺院には昔から、申の日の五日に参拝すると吉運に恵まれる…といった言い伝えがありました。それにならい、商人たちが寺院名の赤山と積算(せきさん:見積もりを計算すること)をかけて商売繁盛を祈願されていました。そして江戸時代になると、商人たちの間で赤山禅院は、掛け寄せ(集金)の神様と噂されるようになります。そしてその後は、赤山禅院で五日講のお参りを済ませたあと集金に回る習慣が定着したようです。これが、後の五十日(ごとおび)の発祥と言われています。

現代において、毎月の集金や支払いに現金を使用することはほとんどなくなりました。銀行を利用する際もATMなどは利用せず、ネットバンクの予約システムを利用する会社が増えたので、人々が実際に集金に駆けずり回るすがたを見ることはできません。ですが、納品は実際に人やクルマが動かないといけないため、「五十日(ごとおび)は道路が混む」と未だに言われています。道路だけでなく、銀行のATM窓口も「五十日(ごとおび)」は振り込まれた給与をおろす人たちで混みあいますね。
この「五十日(ごとおび)」を覚えておくだけで、人々の流れやお金の流れがわかるようになります。覚えておくと便利ですよ。

「締め日」後に「お支払金額確定」となる

「締め日」でいったんその月のクレジットカードの利用が締め切られたあと、その月の利用金額が計算され、「お支払金額確定」となります。お支払金額が確定されると、クレジットカード会社のサイトのマイページなどで、その月のクレジットカードの利用明細を確認することができます。

ところで、利用明細を確認していると、明らかに前月に利用したものが記載されていたりすることがあります。あなたも利用明細をチェックしていて、同じような経験はないでしょうか。

「間違ってダブル請求されたのでは?」
「この記録は記憶にない…フィッシング詐欺にあったかも?」

こう不安になってしまうこともあると思います。
ですが、だいぶ前に利用したクレジットカードの利用分が月をまたいで請求にあがってくることは、よくあることなのです。

私たちが店舗でクレジットカードを利用した場合、利用後“自動的に”店舗からクレジットカード会社に請求がいくと思いがちですが、実はそうではないのです。
店舗からクレジットカード会社への請求は自動的に行われているわけではなく、店舗側が自ら請求処理をしないといけないシステムになっています。店舗側が1日の営業終了後に毎日請求処理を行っている場合は、利用した当月の利用明細にあがってくるはずです。ところが、請求処理を毎日行なっていない店舗(クレジットカード利用の少ない店舗や海外の店舗に多い)は、数日後にまとめて処理しているところもあるのです。
この処理が、あなたが利用しているクレジットカードの締め日をまたいでしまった場合、翌月請求分にまわされます。これが、かなり以前に利用した分が今月の利用明細に記載されてしまっていることのカラクリなのです。

この「後にまわされた請求」が金額の大きい買い物であった場合、少々あわててしまいますが、このタイミングばかりは自分ではコントロールできないものです。そのため、クレジットカード返済のための資金はこういった不慮の事態にそなえ、余裕を持ってプールしておく(蓄えておく)必要がありますね。

「支払いサイト」も覚えておこう

クレジットカードの資金繰りを考えるときに欠かせないのが「支払いサイト」です。
「支払いサイト」とは、「締め日」から「支払い日(引き落とし日)」までの期間のことです。

「普通は使った月の翌月払いなんじゃないの?」

そう思いがちですが、支払いサイトも、クレジットカードによって様々あるのです。

「電化製品やパソコンなど、高額な買い物を手数料なしで買いたい!」
「まとまったお金を用意したいけど、転職したばかりで今は余裕がない…負担をなるべく軽くして今、お金が欲しい!」

こういった場合は、支払いサイトの長いクレジットカードを利用するのが良いでしょう。
ここで、「支払いサイトの長いクレジットカード3枚」をご紹介します。

ビックカメラSuicaカード

「ビックカメラSuicaカード」の支払いサイトは、「月末締めの翌々月4日払い」となっています。4日が土日・祝日の場合は、翌営業日の振替です。
翌々月4日払いというのは、クレジットカード業界でも最大級に長い支払いサイトではないでしょうか。おトクな使用例を見てみましょう。

① 3月1日(締め日の翌日)に「ビックカメラSuicaカード」で、10万円の買い物を2回払いで決済する
② 3月31日に締め日をむかえる
③ 4月20日に3月分の利用明細が決定
④ 5月4日に最初の5万円が引き落とされる
⑤ 6月4日に最後の5万円が引き落とされる

いかがでしょうか?ちょっと無理そうな買い物でも、2ヵ月の猶予があれば、なんとかお金を工面できそうな気がしますね。しかも、クレジットカードの2回払いは“手数料が無料”なので、純粋に支払った分の半額ずつを返済していけば良いのでおトクです。

「ビックカメラSuicaカード」は、国際ブランドにJCBかVISAを選択することができます。VISAなら、海外利用にも強いので安心ですね。
また、このカードを使ってビックカメラで買い物をすれば、ビックのポイントも同時に貯めていくことができますし、かなり便利に使えそうなクレジットカードと言えます。

ファミマTカード

「ファミマTカード」の支払いサイトは、「月末締めの翌々月1日払い」となっています。1日が土日・祝日の場合は、翌営業日の振替です。
「ビックカメラSuicaカード」より支払いサイトは短いですが、それでもほかのクレジットカードに比べれば、じゅうぶんに長い支払いサイトと言えます。

「ファミマTカード」の特徴は、残高不足等により1日に銀行引落しができなかった場合、同月15日に自動的に再引落しができる点です。(一部の金融機関を除く※)
銀行への入金をついうっかり忘れてしまっていても、次の引き落とし日が決まっているわけですから、あわてる必要はありません。ある意味、支払いまでの猶予が伸びた、という見方もできます。
他のクレジットカード会社ですと、残高不足で引き落としができなかった場合、自分でカスタマーサービスへ問い合わせる必要が出てきますが、「ファミマTカード」にはそういった手間は不要です。多忙な方にはたいへん便利なクレジットカードと言えますね。

なお、15日の再引き落としには手数料440円(税込み)がかかりますので、その金額も合わせて入金しておく必要があります。

※再引き落としができない金融機関は、以下の9つです。

SMBC信託銀行
みずほ信託銀行
あおぞら銀行
商工組合中央金庫
労働金庫連合会
農業協同組合
信用組合
信用漁業協同組合
漁業協同組合

セゾンカードインターナショナル

ショッピングではなく、キャッシング枠のみとなりますが、「セゾンカードインターナショナル」も「月末締めの翌々月4日払い」です。
何かモノが欲しいのではなく、現金が欲しい…。そういったときに便利に使えますので、1枚持っておくと良いかもしれません。
ただし、ショッピングの2回払いは無金利ですが、キャッシングには金利が発生(12.0%~18.0%)しますので、ご利用の際は留意してください。

「セゾンカードインターナショナル」は一部のカードを除いて年会費無料ですし、永久不滅ポイントもつきます。セゾンカウンターに出向けば即日発行もでき、国際ブランドもJCB、VISA、マスターカードと選べますので、その点を踏まえても優良なカードと言えますね。

ここで紹介した3枚のクレジットカードを締め日の翌日に利用すれば、支払いまでに2ヵ月以上の猶予がありますので、資金繰りも安心して行えますね。
このように、「支払いサイト」はクレジットカード利用者にとって無視できないものとなっているのです。クレジットカード選びの参考にしてください。

「支払い日」でクレジットカードを選ぶという選択

先ほどもお伝えしましたが、一般的な会社勤めをしている正社員の給料日の多くは、毎月の25日です。25日が土日・祝日になる場合は、ほとんどの場合給与の支払いは前倒しになります。
ですから、25日が給与支払いの会社で働いている方は、引き落としが毎月26日、または27日に設定されているクレジットカードを選べば、給料振り込み後にすぐにクレジットカードの利用料金が引き落とされますので、月々の生活費のやりくりがしやすいと言えますね。

逆に、給料日が20日なのに、クレジットカードの引き落としが10日、または20日に設定されている方は、きちんとクレジットカード用のお金を残していても、つい急な出費で手を付けてしまったりして、いざ引き落とし前にピンチを迎える人も多いでしょう。
給与が20日の方も、26日・27日引き落としのクレジットカードに変えたほうがやりやすくなるでしょう。

また給料日が月末の方は、月初め(3日または4日)に引き落としがされるクレジットカードに変えたほうが良いですね。
このように、給料日に合わせてクレジットカードを選んでいく…というやりくりの方法はいかがでしょうか。あらかじめ複数枚のクレジットカードを持っていれば、転職をして給料日が変わる度にメインカードを変えるなど、対策を打つことができますね。

「締め日」でクレジットカードを選ぶという選択

「転職したばかりで給料日までちょっと苦しい」
「フルコミッションの営業マンだけど、最近売り上げが立たなくて生活費がキツイ」

こう悩む方は、締め日のちがう3枚のクレジットカードを使い分けてみるのはいかがでしょうか。

用意するカードは

A. 月末が締め日のクレジットカード
B. 10日が締め日のクレジットカード
C. 20日が締め日のクレジットカード

この3枚です。
そして、各クレジットカードを締め日翌日から10日間ずつ使っていきます。

Aのクレジットカードは、月初めから10日まで使う
Bのクレジットカードは、11日から20日まで使う
Cのクレジットカードは、21日から月末まで使う

こう使っていくことで、支払いを1ヵ月以上先に延ばすことができます。
いまちょうどお金がピンチな方は参考にしてみてください。

【おもなクレジットカードの「支払い日」と「締め日」を紹介】
ここでは、おもなクレジットカードの「支払い日」と「締め日」を紹介していきます。
クレジットカード選びの参考にしてください。

毎月5日が締め日のクレジットカード

・ニコスカード(ショッピング):締め日/毎月5日、支払い日/同月27日
・ライフカード(ショッピング):締め日/毎月5日、支払い日/同月27日、又は翌月3日

毎月10日が締め日のクレジットカード

・UCカード:締め日/毎月10日、支払い日/翌月5日
・イオンカード:締め日/毎月10日、支払い日/翌月2日
・セゾンカード(ショッピング):締め日/毎月10日、支払い日/翌月4日

毎月15日が締め日のクレジットカード

・三井住友VISAクラシックカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日
※月末の締め日を選択することも可能
・ANA VISA Suicaカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日
・JCBカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日
・MUFGカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日
・DCカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日
・ダイナースクラブカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日
・TOPカード:締め日/毎月15日、支払い日/翌月10日

毎月末が締め日のクレジットカード

・エポスカード:締め日/毎月27日、支払い日/翌月27日
・三井住友VISAクラシックカード:締め日/月末、支払い日/翌月26日
※15日の締め日を選択することも可能
・amazon mastercard:締め日/月末、支払い日/翌月26日
・ジャックスカード:締め日/月末、支払い日/翌月27日
・オリコカード:締め日/月末、支払い日/翌月27日
・楽天カード:締め日/月末、支払い日/翌月27日
・ポケットカード(ファミマTカード):締め日/月末、支払い日/翌々月1日
・セディナカード:締め日/月末、支払い日/翌月27日
・ビックカメラSuicaカード:締め日/月末、支払い日/翌々月4日
・セゾンカード(キャッシング):締め日/月末、支払い日/翌々月4日
・ニコスカード(キャッシング):締め日/月末、支払い日/翌月27日
・ライフカード(キャッシング):締め日/月末、支払い日/翌月27日又は翌々月3日

アメリカン・エキスプレス・カードは締め日が複数存在する

アメリカン・エキスプレス・カードは、支払いする銀行によって締め日が異なります。

毎月2日~3日が締め日の場合

支払いは、当月21日に設定されています。
支払いする銀行は、下記の4行です。
・りそな銀行
・埼玉りそな銀行
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行

毎月6日前後が締め日の場合

支払いは、当月21日に設定されています。
支払いする銀行は、下記の2行です。
・三井住友銀行
・福岡銀行

毎月20日前後が締め日の場合

支払いは、翌月10日に設定されています。
支払いする銀行は、上記の6行以外の銀行となります。

ついうっかり忘れがちなクレジットカードの「支払い日」。急いで入金したいけどタイムリミットはいつ?

クレジットカードの引き落としについてですが、表向きは引き落とし日の営業時間(9:00ごろ)開始と同時に引き落とされることになっています。ですが実際は、日付が変わってしばらく経った深夜に、すでに引き落とされているケースも多いのです。
そのため、前日の銀行の営業時間中(15:00まで)に入金が完了していることが本当は望ましく、安心です。そうは言っても、お仕事の都合などで15:00までの入金が難しい場合がありますよね。
15時をすぎていても入金が可能な銀行は、以下の通りです。

・「三井住友銀行」又は「みずほ銀行」の方は前日の18:00まで
・「ゆうちょ銀行」の場合は前日の21時まで

上記3行の場合はこの時間内に入金をすれば、当日引き落としに間に合うことが多いようです。

クレジットカードの料金を滞納するとどうなる?

先ほどお伝えした「ファミマTカード」であれば、本来の毎月1日の引き落とし日に入金が間に合わなくても、次の15日に自動的に再引き落としがされますが、他のクレジットカードの場合はカスタマーサポートへ電話して、再引き落としの指示を仰ぐのが良いようです。
1日遅くなるとどんどん延滞金がかさんでいきますので、気がついたら早めに連絡するのが良いですね。
あまりに延滞が重なると、金融事故起こしブラックリスト入りの可能性もありますので、延滞にはじゅうぶんに気をつけましょう。

クレジットカードの「締め日」を利用して、毎月の支払いをコントロールしよう

クレジットカードの「締め日」「支払い日」について解説してきましたが、「締め日」が大事なことがお分かりいただけたでしょうか。締め日をうまく利用すれば、翌月の引き落としの負担を減らせるのです。

「クレジットカードがあれば、いつでも好きな時にお買い物ができる!」

こう思いがちなのをちょっとガマンして、「締め日」を意識した利用方法に変えてみてはいかがでしょうか。
実は、「締め日」を気にしながらクレジットカードを使っている人は案外多いようです。

「締め日」を念頭においてクレジットカードを利用する習慣がつけば、あなたもクレジットカード上級者。クレジットカードの安定した返済を継続すれば、あなたのクレヒス(クレジットヒストリー)も良好な状態を保てます。
そうなれば、今後の人生でローンを組む際にも有利に働きますよ。
今日から、クレジットカードの「締め日」、ちょっと意識してみてくださいね。