クレジットカードを解約(退会)する前に確認しておきたい3つの注意点!

クレジットカードはいつでも解約できます。でも「クレジットカードを解約すると、何かデメリットがあるの?」「クレジットカードを解約するにはどうすれば良い?」といった疑問があがるでしょう。そこで、そんな方に向けて、今回の記事はクレジットカードを解約する方法や解約前に気をつけたい3つの点を解説します。

クレジットカードを解約する前に注意したいこと

クレジットカードを解約する時に、忘れずに確認すべきことがあります。それは「何かの支払いにクレジットカードを使っている」、「支払い方法(分割等)を決めていない月の請求がある」などです。ここでは、クレジットカードを解約する際の注意点を項目ごとに見ていきます。

注意点1:支払い方法を更新せずに解約

第一に気をつけて欲しいのが、料金の支払いをクレジットカードに任せて契約している公共料金やローンなどです。解約時に更新をせずにそのまま解約してしまうと、支払いが滞ってしまい、延滞による請求や契約の解除など思いもよらぬトラブルが生じます。

具体的には、次のような支払いがあります。

・公共料金(電気・ガス・水道)
・インターネットの契約
・家賃
・学校や塾などの授業料、教育費(通信教材等)
・ネットの月額課金(動画配信サイトや書籍の購読)
・携帯電話(割賦金を含む)

特に、支払いが滞ると短期間で利用停止となる電気やガスはクレジットカードの解約において大きなデメリットです。改めて、支払先のカードや口座を登録せねばならないなど決まった手順による手間が生じます。

さらに、ネットの課金や電話代のように支払いが確認できないと即利用停止になるところもあります。クレジットカードで登録した際には気をつけましょう。

ちなみに、支払いを忘れて、クレジットカードの利用が止まるのと解約では少し異なります。公共料金は、カードがしばらく止まっても直接カード会社に決済を申請できます。しかし、解約すると、それもできないので、ハガキ等で支払いの督促が届くことも珍しくありません。

WI-FI事業者のように、支払い方法に変更を認めないケースやクレジットカードしか支払いに利用できないことを規定しているケースでは、クレジットカードを解除して、他の所持カードがないと、契約を継続できないこともあるので要注意です。

注意点2:年会費の請求は解約のタイミングが重要!

2つ目の解約において次に気をつけるべき点は、「年会費」についてです。年会費は、毎年、クレジットカードを利用している利用者から一定額の費用を請求しているものです。サービスの利用料として年会費を請求している会社がほとんどです。中には年会費が発生しないクレジットカードや期間限定で年会費が無料になる特典・サービスを行う会社もあります。

この年会費を請求される前と後では、大きな違いがあります。理由は、年会費が年単位で請求されるものだからです。まずは、請求日を確認して、そのカード会社の約款や契約書を確認します。それにより、どのタイミングなら年会費が請求されないのかを把握することです。一例として、ある会社では請求されない期日に「請求月の前月末」などを設定しています。支払い月の請求が確定する前であるケースがほとんどで、年会費の支払いを回避するためには最低でも請求月の1~2ヶ月前には、解約を申請する必要があると分かります。

注意点3:解約せずに放置するリスク

年会費の件と合わせて、解約せずにいるとリスクになる点があります。それは、カード会社との契約後にほとんどクレジットカードを使っておらず、請求額が0円やそれに近いくらい低いものであった場合です。請求がないも同然のため、解約せずにクレジットカードを放置していると、勝手に年会費が請求されていて、それが未払いの状態として信用情報に登録されてしまうのです。

信用情報は、延滞の記録として金額の大小に関係なく記載されます。つまり、いつもは利用がなく、支払いが生じなくてもカードでも、口座引き落としなどで残高が足りないと年会費そのもので延滞している状態に陥ってしまうのです。特に意味なくクレジットカードをそのまま放置している場合は、年会費のことを考えて解約するのも1つの方法でしょう。

使わないカードは解約すべき?

クレジットカードを使わないなら、必ず解約すべきなのか。実は、その結論は少し間違いで、人によって事情が大きく影響するでしょう。具体例として、会社に勤めていて作った審査基準が高く特典の充実したクレジットカードを作っていたとしましょう。もし会社を辞めたときにカードを解約したらどうなるでしょうか。

実は、このケースでは解約はしないほうがベターです。再度契約するのに手間がかかる上に、審査が通るか不明で、またそのクレジットカードを持てるかわからないからです。

ただし、年会費はかかるので、年会費を支払って、審査の通ったカードを保持するのか、それとも年会費惜しさに解約するのか、最終的に自己判断が必須です。「使わないカードは絶対に解約するのが一番」と判断するのは少し早計でしょう。

貯まったポイントは消費しておく

クレジットカードを使っていると、自然にポイントが貯まります。特典などが最初に入っていれば結構なポイントを獲得することもあります。それから、利用者によっては毎月の利用額が大きいために、たくさんのポイントを溜め込んでいることもあるでしょう。

しかし、ポイントには有効期限がある上に、使わずに放置して、クレジットカードを解約すると、そのポイントは消えてしまいます。解約した後に使えることはなく、確実に解約前に使い切るか電子マネーなどにチャージして使う・商品などと交換する必要があります。このように、ポイントを貯めるタイプのクレジットカードでは解約前のポイントも重要です。

ETCの支払先

クレジットカードは高速道路を使うときに支払先として契約するケースも珍しくありません。特にETCとセットで契約した場合は、クレジットカードが使えなくなると、ETCも使えなくなります。したがって、クレジットカードを解約する前に自分や家族がETCを利用する時の支払先がどこになっているのかを確認して、必要なら変更や別のETCカードの契約を行う必要があります。

3種類のクレジットカードを解約する手段

クレジットカードを解約するには、自己申告をするか、自然に解約されるか、あるいは強制解約されるかのいずれかで解約が可能です。ここでは、3種類の解約方法について紹介します。

自主的な解約

まず、クレジットカードを解約する際は、自主的に申告をして、解約する旨を伝えるのがポピュラーです。その理由は特に詳しく詮索されることはありません。もちろん、簡単に解約理由を聞かれることはあります。それから解約費用などが一部の会社で発生することもあります。

カードを所持することで起こる不都合は年会費やセキュリティ上の問題くらいです。実質的にはカード会社にとっての解約される行為は、何か制裁や罰を与えるようなものではありません。そのため、解約したいと思ったその日にすぐ解約できるのがメリットです。

更新のない解約

次に、クレジットカードを解約するために、自主的に伝えるのではなく、勝手にカード会社がカードの更新を行わないケースがあります。例えば、前月・前年など更新日までの利用状況を確認して、継続審査に合格しない場合に、自動で解約となります。クレジットカードには更新日の定める有効期限の年月日が記載されているので、次のカードが届かないと、更新がなかったことになります。

ただし、解約されたから前月までの請求・利用がなくなる訳ではないことに注意しましょう。利用のあった月のところまで請求書が必ず届きます。自主的な解約と同様に、更新のない解約でもローンや公共料金の支払いには気をつけましょう。

強制解約

3つ目は、少々カード会社が強く出た結果としての強制解約です。長期の請求支払いの延滞が認められたり、違法な利用・規約違反などが発覚した場合などです。クレジットカードは多少延滞しても支払えば継続して利用できますが、それが長く続くと強制的に解約させられます。これが強制解約の1つの理由です。

もう1つ、違法・規約違反による解約について、クレジットカードを違法な商売をしたり、それに関連して他人へ貸し出したりする行為です。こうした利用者にカード会社が強制解約を行います。

また、最近ではクレジットカード現金化やギフト券の換金などを目的に利用した場合にカード会社が独自の判断で強制解約できることが約款などに記されていたりします。実際に、解約までいたるケースは多くないですが、使い方によっては強制解約の対象になるのです。

解約方法は基本的に電話オンリー

クレジットカードを使うためには、カード会社と審査などを通じて契約して、クレジットーカードを入手することです。しかし、逆にクレジットカードを解約(退会)するには、電話をかけるだけで済みます。コールする先もカードの裏面の電話番号ならすぐ確認できます。カードをなくしたときも、ホームページや請求書などに掲載されているので解約用のものが確認できるでしょう。

解約時には個人情報の確認などが行われます。しかし、解約に特別に何かやり取りをすることはなく、本人の確認が済んで解約手続きを開始したら、電話1本で解約が完了します。複雑な手続きや書面の送付なども特に必要ありません。

解約後、残高の扱いについて知ろう!

最後に、解約後に残る支払いの残高について取り上げます。分割などで残った残高はどうなるのか。個人情報などは残るのかなどを簡単に説明します。

残高はどうなる?

分割払いやボーナス払い、リボ払いなどをしていると、解約後に支払いだけが残ることがあります。そのときに、残高はどうなるのでしょうか。まず、解約はしても支払いだけでは分割やリボ払いが可能です。

ただし、一括払いの場合は、残高が残っていると2~3ヶ月を一括請求されることがあります。その辺は、解約日(あるいは解約月)や契約状況や約款によって決まるでしょう。強制解約の場合、分割やリボを無視して、カード会社から一括支払いを求められることがあります。その際は、一括ではなく分割で通せる可能性もあるので、法律家などに相談するのが良いでしょう。

解約後の個人情報は最大で5年保管!半年以内の解約はすべきでない?

クレジットカードを契約していた人は、解約後にその記録が5年は残ります。同じ会社でカードを作る場合は、その期間も審査の事由に含まれます。例えば、間隔が短すぎる、早く解約しているなどです。

また、よく言われる半年以内の解約はやめたほうがよいのはケースバイケースです。そのカード会社でサイドカードを作る場合にのみ気をつければ問題ありません。

解約は手順を守って、事前確認を怠らない!

今回は、クレジットカードを解約するときの注意点や種類・方法などについて説明しました。解約することで不都合が生じたり支払いに影響が出る場合は、事前に支払い方法を更新したり登録情報を変更するなどして、現在の支払いに影響が出ないようにするのがベストです。その上で、解約は電話による手順を使い間違いなく行いましょう。